実家から一緒に送られてくる塩海苔がとてもすきだという話。
と思ってたのになんか逸れまくって無駄に長くなった。
マルホの有明育ち 1番摘み塩味
オンラインショップでも買える。
マルホさんのショップ以外にも道の駅「みやま」でも見たことがある
マルホさんは有明海に面する福岡県南部の柳川市で海苔の生産・加工・販売を行っている
親戚が柳川にいたのもあってブドウのお返しに海苔なんかをよく貰ってた
有明海の海苔が全国的に有名なことを小さいときはよく知らなかった
そんな中で有明海の海苔ばっかり食べて成長してきたせいで
やっすい海苔が苦手とか言う贅沢な舌になってしまった
例えば、10切カットで1パック5枚くらい入ってそうなおかず海苔
なんか黒というか緑って感じの色のやつ
海苔の味がしないというか、ない方がいいってくらいに感じちゃう
コンビニおにぎりの海苔はなんか黙って食えるんだけど
よくわかんない状態。
そんな私なのだけど今でも好きなのが
「マルホの有明育ち 1番摘み塩味」
唐突に高校のころの話
高校生のころって平日は朝早くて、土曜も部活があるから朝早くて
日曜は予定なければ10時過ぎまで寝てる感じだった。
親や兄は朝早かったのに私は朝起きられないタイプだった
そんな家庭だったので日曜の朝は自分で準備していた
とは言ってもご飯温めて適当におかずがあればそれで食べるくらい
冷たい家庭というよりは私だけ朝起きてこないので自然とそういう感じに
そんなんなんで日によっては
塩おにぎりだけになるなんてことも。
いやね、塩おにぎりだけって言うとすごい寂しい感じに聞こえるじゃないですか。
でもこれが嫌じゃなかった
海苔が贅沢と言われればそう。
マルホの有明育ち(塩味)は塩味と海苔のうま味のバランスが良くて
パリッとした歯切れに柔らかく広がっていく甘み。
おにぎりにしなくても適当なサイズに折っておかず海苔としてもおいしい。
1番摘み
お茶でいうところの新茶。
10月ころにタネ付けして11月中旬~12月に収穫されたもの。
食感・歯切れがよく、やわらかい。香りや味もいい。
※2024年8月から「有明育ち」から「有明育ち運草」って名前に変わったらしい
運草
海苔の養殖が始まった江戸時代、海苔のライフサイクルが分からなかったことから
勘や経験だけを頼りにタネ付けが行われていた
そのため生産量は全く安定せず、たくさん採れる年もあれば全く取れない年もあった
⇒運が良ければたくさん採れる
⇒「運草(うんぐさ)」と呼ばれるようになったそう
そんなこともあって贈り物にも重宝されるんだって。
おにぎりはラップ?素手?
おにぎりを握るとき「ラップ」「素手」のどちらでやるかは人によって分かれるところだと思う。
マイナビのアンケートによると
ラップ:76%
素手:21%
その他:3%
だそう。
その他はビニール手袋などということになっていた。
私は素手派
素手のほうが握りやすいのと塩がうまく広がる感じがする
ラップだと水分が抜けなくてべちゃっとした感じを受ける
ただ、これは自分用ですぐ食べるからってところが大きい
他人用に作るときとかすぐ食べないときは
ラップで作ったほうが衛生的に好ましいと思う
ラップで握るとそのまま冷蔵庫に入れることも出来るし
おにぎりと食中毒
おにぎりを素手で握らない理由としてよく言われるのが食中毒
食中毒の原因として挙がるのが
「黄色ブドウ球菌(学名:Staphylococcus aureus)」
黄色ブドウ球菌は皮膚、鼻・喉などの粘膜や空気中の埃など広く分布している。
Staphylo:ブドウ房状の
coccus:球菌
aureus:黄金色の
という名前の通り、球状の菌がブドウの房状に増殖し、コロニー(菌の塊)が黄色に見える。
怪我をして化膿したところが黄色くなるのはこの黄色ブドウ球菌と白血球の戦いの残骸らしい。
黄色ブドウ球菌そのものは熱に強くない(60℃×30~60分で死滅する)
黄色ブドウ球菌が増殖して生産する毒素(エンテロトキシン)が煮ても焼いても無毒化しないので食中毒が引き起こされる。
エンテロトキシンはヒトの消化酵素では不活性化されず、
耐熱性も高いことが知られている。
煮沸100℃×1時間でも不活性化せず、
120℃×20分でも完全には不活性化しないという実験結果も有る。
⇒エンテロトキシンを一般的な調理で無毒化できない
予防対策:「付けない」「増やさない」
付けない
・調理前にしっかりと手を洗う
・切り傷などけがをした手で食材や容器を触らない
絆創膏(ばんそうこう)をしている手も要注意
化膿している所にも黄色ブドウ球菌大量に存在している
増やさない
・おにぎりを車やバックの中に長時間放置しない
・保管には、クーラーボックスや保冷剤を利用
黄色ブドウ球菌は30~37℃が最も増殖しやすい温度といわれているおり、6.6℃でも増殖する。
ただし、毒を生産するのは20℃以上と言われている
保存するときは10℃以下に保ち、調理後すぐに食べることも食中毒予防に重要