路傍のちゃばしら

ランニングしたりバイク乗ったり寝落ちしたり

バイクでの年越し宗谷岬について

※商品リンクにプロモーションを含む場合があります

Twitter(現:X) で年越し宗谷していたフォロワーさんもいて懐かしくなったので今更だけど振り返り。私がやったのは22-23年の3年前なのだけど。
※冬季北海道ツーリングをおすすめするつもりはありません。
※それでも行きたいって人の準備の一助になればと残しておきます。

初めに

冬季北海道ツーリングは推奨される行為ではない
決して軽い気持ちでやっていいものではないです。「普通」ではない環境に身を晒し、命の危機もある行為です。それでも毎年宗谷岬で年を越すライダーたちがいるのも事実。
私もやった身である以上、するなとは言えません。しかし、冬季北海道ツーリングをするのであれば入念に準備をして無事に帰って来てほしいと思います。

何泊もテント泊するような熟練者はこんな記事見ないと思うので年越しの宗谷岬以外はホテル泊という前提で書いていく。

ライディングスキルも大事だけど…

何より大事なのは「天気を読む」ことだと思う。難易度は天候に大きく左右される。
晴れていて除雪もされている道に限れば大してテクニックなくても普通に走れる。
しかし、荷物満載であることを考えるとフラットダートを難なく流せるくらいの経験は最低限必要だろう。
この記事を見るような人だと小樽港か苫小牧港がスタート地点になっていると思われるので少なく見積もっても1000kmは走行することになるだろう。そうなると全日程晴れと言うのは難しいだろうし、路面状況も良好なものだけではなくなってくる。
ふかふか新雪路面やガタガタアイスバーンになってくるとオフロード走行経験の有無が大きく差として現れる。オフロード経験はあればあるだけ無事に帰れる可能性が高まると思う。

天気を読む

天気予報はもちろん、北の道ナビやライブカメラなども確認したい。天気次第では「撤退」する勇気も必要だろう。何より大事なのは「無事帰ること」
単純な晴れ/曇り/雪だけでなく風にも注意したい。晴れていても吹き溜まりに溜まった雪が巻き上げられ視界が悪化することも考えられる。(地吹雪)
特に北の道ナビでは冬季は吹雪の視界情報を提供している。もちろん現地と状況が異なる場合もあるので鵜呑みにはできないがかなり参考になるサイトだと思う。

https://northern-road.ceri.go.jp/navi/touge/fubuki.htm

北海道の道路情報総合案内サイト【北の道ナビ】

バイクの修理

北海道でありなおかつ「年末年始」である。パンクしてもバイク屋が近くにあることは考えにくい上に休業している可能性が非常に高い。パンクして動けない、そして周りになにもない氷点下の世界。そう考えると自分で修理するしかない。
寒冷地ではテープ類の接着性が顕著に悪化するため換えチューブは携帯したい。(オフロードバイク乗りだとタイヤ交換の経験のある人も多いだろうが)パンクだけでなくその他の不具合が生じたときに対応できるよう工具はしっかり持って行きたい。

タイヤ交換できない人はできる人と一緒に行くのが選択肢に挙がるだろう。
何かトラブルがあった時のことを考えると林道ツーリングと同じように同行者がいた方がいいのは間違いない

行動時間

忘れてはいけないのが、「日照時間」だと思う。年末の北海道は日が短い。体感としては昼飯食ったら夕方。例えば稚内市の2025年12月31日で見てみると、日の出は7:12。日の入りは15:59。日の入り時間である16時には行動終了できるようなプランニングが望ましい。
(北海道ツーリングする人の多いお盆時期だと日の出4:30ころ、日の入り18:50ころになる)
夜間走行はNGとまでは言い切れないが少なくとも日没の時間は頭に入れて行動したい。

2025年年末の稚内の日の出/日の入り

夜間は車の交通量も少ないし、野生動物たちも冬はそんなに動かないと思われる。国道なら除雪も入るだろうし脳死で夜間走行をNGと言うのは違うと思う。が、天気が悪かったりすると一気に難易度が跳ね上がるので夜間走行前提のプランは怖いところだと考えている

バイクの選定

調べたらノウハウもたくさん出てくると思うのはやはりカブかトレールバイクだと思う。キャブレターよりはインジェクションの方が寒冷地にも強いと思う。
私はCRF250L(MD47)で行った。

カブ系

積載能力の高さ、車体の軽さが魅力になってくるだろうか。
シートも低いので悪路では片足を出して三点保持で走ることも考えられる。
スパイクタイヤも市販されているものがあるが、そのまま使うのではなくピンを追加(増しピン)して使うのが一般的だろう。

トレールバイク(250ccオフロードバイク)

雪道(特に新雪)の走破性で見るとカブより高いと思う。車高も高く路面状況もつかみやすいと思う。カブよりは巡航速度も速い人の方が多いだろう。(たまに異常に早いカブがいる)
いざとなったら自動車専用道にも逃げ込める。自動車専用道は周りの車速にも注意する必要があるが。


その他の車種については私にはよくわからない。ビッグオフはしんどい思いもすると思うが天気が味方してくれれば何とかなるだろう。凍結路でビッグオフの引き起こしなんて考えたくないが。

バイクの準備

スパイクタイヤ

オフロードバイクのスパイクタイヤは基本的に売っていないので作る必要がある。店によってはスパイク打ち込みをやっているところもあるらしい。
例えば風魔プラス1さん→https://www.27bashi.com/fuma/index2.php
ヤフオクなんかで冬宗谷行った人が流していることもあるので運が良ければそれもいいかもしれない。
ねじ込み式のピンを使っている人も多いと思う。1シーズンだけならねじ込み式のピンで十分実用に耐えられると思う。乾燥路面の走行が多いとピン抜けが増えるとの話だが。
ねじ込み式ではなく、専用工具のスパイクガンで打ち込んで作る方法もあるらしく、スパイクガンでの打ち込みの方が耐久性は高いという話だった。

私はJX120 を500本買って450本くらい打ち込んだと思う。ベースに選んだのはミシュランのトラッカーだった。公道走行可なタイヤとしてはオフロード性能も高い。(フロントは別タイヤの方が望ましい。ピン打ち込みにくい)
ベースタイヤとして人気が高いのはピレリのMT-21のように思うが。正直ブロックの高さがある程度あれば何とかなると思う。

北海道最終日のタイヤ

真っすぐ走るだけであればセンターだけピンがあれば走れると思う。
しかし、カーブや凹凸路面を走ることや凍結路で引き起こす可能性があることを考えるとサイドまで打っておくのが良いだろう。凍結路面ではサイドに打っていないと滑って引き起こしにくいと聞く。
空気圧は指定圧で問題ないと思う。オフロードでは空気圧を落として接地面を増やすことが多いがパンクするリスクも考えると極端に下げる必要はないと思う。路面状況によるとしか言えないが。

スパイクタイヤでの走行について

125cc未満登録のバイクなら現状合法です。ピンがチビるので居ないとは思うが、マナーとして積雪路・凍結路以外では控えてほしい。
125cc以上のバイクは一概にセーフだとは言えないので自分で調べてほしい。
突き放すようで悪いが、だれだれが言ってたからなどとせず自責で行ってほしい。
調べたくないというのであれば「フェリー乗り場までトランポする」「タイヤを友人などに運んでもらってフェリー乗り場でタイヤ交換する」「フェリー乗り場でピンの打ち込み、引き抜きをする」あたりが考えられるだろうか。

ハンドウォーマー、グリップヒーター

ほぼ必須と言っていいだろう。グリップヒーター無しなら電熱グローブが候補になるかもしれないが、操作性の面から言うとグリップヒーターの方がいい。よほどの理由がない限りは必須だと思う。
私はZETAのハンドガードを付けていたのもあってハンドウォーマーもZETAにした。
隙間風があると冷えるので隙間はテープで本州で塞いで行った。(と言ってもぐるぐる巻きにしただけだが。)

エンジンオイル交換

普段使っている10w-40から0w-30に変更した。10w-40で寒冷地に行ってないので効果のほどは不明だが、-17度まで冷え込んだ日でもセル1発始動だったので効果あったと思っている。本州に帰って来てからも心なしか10w-40より0w-30の方がスムーズにギアが入ったような気がする。プラシーボかもしれないけど。

USB電源の取り出し

ツーリングしてる人なら大体してあると思うけど、一応。
スマホをナビに使う人が多いと思うが、寒冷地だと給電しながらでないとバッテリーが一気に減る。同行者のスマホは寒すぎて給電されなくて一気に充電消えてた。スマホホルダーも⇧みたいな剥き出しよりはポーチタイプの方が寒さに強いと思う。
こんな過酷な環境でメインスマホでナビする人はそうそういないと思うけどサブスマホにしておいた方が無難だと思う。私はOPPO Reno3Aをナビに、Pixel6をメインにしてPixel は基本的にポケットに入れていた。

キャブ車だったらオーバークール対策なども必要のようだけど、私は車体的な準備は上記くらいだったと思う。(もしかしたら忘れているのかもしれない)
フォグランプくらいは準備しておけばよかったとこれを書いているときに思った。

積載装置

車体の積載はこれだけ。

「軽量」「コンパクト」「低重心」を心掛けた。
舞鶴港で「荷物少なくない?」と言われるくらいにはコンパクトにできた。
できるだけ重心を下げたいのでトップケースは無しでサイドバッグかつ、高さが出ないようにを心掛けた。重心が高くなればなるほど風にも煽られるし、バランス崩したときに大きく振られてしまう。

「低重心」で忘れてはいけないのがバイクの乗り方。
雪道が不安で足を出したくなるだろうが、片足だけでもしっかりステップに載せておきたい。両足をだしてしまうと体重のほとんどがシートにかかってしまう。
片足でもしっかりとステップを踏んでいると体重がステップにも分散される。
シートとステップの位置を見れば一目瞭然だろうが、ステップはバイク全体でも低い位置にある。
オフロード(とくにエンデューロ)やっている人ならトラクション(タイヤが地面を掴む力)が逃げるのでステップに足を置けと。よく言われることだと思う。シッティングよりもステンディングの方が悪路で安定するのも一緒で重心が下がる。(スタンディングだと足首や膝、股関節といったところがサスペンションのように働き、人間のブレが小さくなるってのもある)

特にトラブルも起きなかったのもあって荷物に不足は感じなかった。
シートバッグ:Enduristan トルネード2ドラムバッグL
サイドバッグ:Enduristan ブリザードサドルバッグL
エンデュリスタン(ENDURISTAN) 公式サイト

シートバッグもサイドバッグもこのために買ったというよりは普段のロングツーリングで使っていたもの。車体にはこれだけだが、北海道ツーリング中はザックを背負っていた。

登山者にはよく知られているだろうKARRIMOR(カリマー)のridge30(リッジ30)。

ridge 30+ | KARRIMOR カリマー | リュックサック・アウトドアウェア | KARRIMOR official site

30と名の付くように30Lのザックである。リッジ30に着替えとカメラ、電子機器類を詰めてバイクから降りたらそのままホテルへ行けるようにしていた。ザックを背負うことについては賛否があるだろうが、私は当時ロングツーリングもザック背負ってしていたので抵抗がなかったし、カメラなど頻繁に取り出すものを取り出しやすいようにしておきたかった。

シートバッグ:Enduristan トルネード2ドラムバッグL

メインはキャンプ道具。今見ると売ってないのも多いかも。私が行った時は12/31でも0℃くらいで温かかったのでインナーシュラフなどは効果不明。
VIK 1+はシングルウォールテントでスカート付き。+が付かないVIK1もあるけどそっちはスカート無し。スリーブ式よりも吊り下げ式の方が設営が簡単だと思ったので。
BUNDOKのEVAフォームマットは結果的には要らなかったのだが、万一エアマットに穴が開いた場合のことを考えると保険の意味でも持って行く必要はあったと思っている。
Gear Doctor APOLLO AIRはエアマット。R値5.2もあって断熱性が高いのに当時1万円せずに買えた。収納サイズも小さくて500mLペットボトルくらいのサイズ。今も車中泊などで使っている。料理はするつもりもなかったので最低限お湯沸かせるセットと言う感じ。サイドバッグにタイヤ交換用の工具は入れていたけどタイヤウェルドは入ったから入れた。
ホワイトアウト時の後方からの被視認性向上の為、誘導棒も積載していた。気休めにしかならないのかもしれないが少しでも被視認性を上げておきたい。

被視認性という点では、100均で売ってる反射バンドを自由回転できる状態でバッグの取っ手やザックに巻いておくのもいいと思っている。自由回転することで雪の張り付きも抑えられると思う。これも気休めにしかならないかもしれないが。

サイドバッグ:Enduristan ブリザードサドルバッグL

コンプレッションしてもシュラフがでけぇ。ダウンシュラフだったはずだけど。
ショベルはテント設営時の整地用に。ただ、私の時の宗谷岬は雪がほぼなくて出番なし。
着替えはザックを軽くするのとスペース余ったから。
カイロは電池がなくてもあったかいのでお守り替わりにも積んでいった。結局貼るカイロは開封すらしなかったけど。携行缶は左右に1L(計2L)持っていたが、出番なし。案外燃費よく走ってくれるけど早め早めの給油を心掛けよう。

ザック:KARRIMOR ridge30

写真とか表は無し。コンタクトの保養液や歯ブラシなど宿泊セットと着替え。
カメラや充電セット、三脚もザックに。水筒(モンベルのアルパインサーモボトル)にはホテルでお湯を沸かしておくといざというときの備えにも。
積載の所でも書いたけどバイクから降りたらそのままホテルに入れるようにしていた。
着替えはそもそもこの環境だとほぼ汗かかないのもあって着てる分にザックに+1日でサイドバッグに予備を兼ねて+1日という配分。ホテルでコインランドリー使うときにまとめて回収。
私はミラーレス一眼(Lumix G9pro+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100 mm F4.0 IS pro)に三脚も持って行ったから毎日10 kg弱(軽めに見積もっても8 kg)を背負っていたけど、写真はスマホで十分だって言うなら着替えとアメニティセットくらいでザックの重量ももっと軽く済むと思うのでザック派でない人も一考の余地はあると思う。

ウェア類

困ったらモンベル。ワークマンも使えるものは多くあると思う。基本的に登山のレイヤリングの考え方が重要。
インナーは汗を吸わないポリエステル素材が良いだろう。汗を吸うと汗冷えして危ない。
ミドルレイヤーで空気の層を作って保温、アウターで風雪を耐えるという考え。
ブーツはソレルのカリブーが人気らしい。モンベルのヴェイルブーツなんかも候補になると思う。厳冬期登山する人なら登山靴もあり。もしも水濡れしてしまったときのことを考えるとインナーブーツが取り外せるものが良いだろう。
ウェア類に入るかはわからないが、足用カイロはあった方がいいと思う。手はグリップヒーターがある。だから足もなにか温める手段が欲しい。電熱インソールとというのも考えられるが、バッテリー切れのことも考えるとカイロも併用したい。
あ、表に入れ忘れていたけどモンベル-チェーンスパイクのようないわゆる軽アイゼンも欲しい。凍結路や積雪路では無対策だと踏ん張りが効かない。(逆にコンクリ床だと滑りやすいので注意。私は北海道初日の出発前にバイクに乗ろうとしてホテルの駐輪場で転んだ)
ホテル着いた後に街中を歩くとき用にニット帽なんかもあるといい。ライディング中はヘルメットだから忘れがちだけど頭も結構冷える。テント泊でも寝るときに使えると思う。
私はジオラインEXP(モンベルで一番あったかいグレード)まで持って行ったが、正直そこまで要らなかったと感じた。-15℃環境下でもスペリオダウンジャケットは着なかったし、ジオラインもMW(中間グレード)でもミドルレイヤーで保温出来ていれば問題ないと感じた。ただし、これは私が比較的寒さに強いこともあると思われるため、寒さ対策は若干過剰なくらいがちょうどいいのかもしれない。EXPだと明石で使うタイミングないくらい温かいもん
電熱ウェアはNGだとは思わないが、バッテリーの管理や突然の不具合を考えたら電熱なしても十分耐えられる装備をしておくのが望ましい。

プロテクター類

ヘルメット:SHOEI VFX-WR
ゴーグル:SWANS MX-TALON(ミラーレンズ) or 100% ACCURI2(クリアレンズ)
こてこてのオフメットでございます。もちろんそのままでは寒すぎて死んじゃうのでモンベルのバラクラバを被っていた。
ゴーグルがいいかシールドがいいかと言う話があるが、ゴーグルの方がいいと思う。シールドでは吐いた息が凍って前が見えなくなるらしい。電熱シールドならシールドも良さそう。ただ、-15℃とかになってくるとゴーグルでも凍った(停車時)。走っていれば走行風でゴーグル内に吐息が入ってくることはないのだが、止まっていると吐いた息の一部がゴーグル内部にも入ってしまったためだろうか(-15℃下ではバラクラバだけでは寒かったのでコミネのネオプレンマスク(【コミネ公式】 ネオプレーンウォームマスク )も併用していた。そのせいでより吐息が入って来やすかったと思われる。そもそも通気性抜群なオフメットで行ってるのが悪いのかもしれないが)。そしてそこまで冷えるとゴーグルのゴムを伸ばすと縮まなくなった凍ったレンズを拭くために伸ばしてバンドがだるだるになったゴーグルのまま60km/hrとかで走行し続けたらおでこのバラクラバで覆われていない部分が軽く凍傷になった
もう冬季北海道ツーリングなんてやんないけど次回行くならアドベンチャーヘルメット+電熱シールドかスキー用などで売られている電熱ゴーグルになるだろう。
(SWANSの電熱ゴーグルめっちゃ高くて笑えない)
インカムはサインハウスのB+COM SB6Xを使っていた。寒冷地はバッテリーが予想以上に減る。バッテリー交換も有料ではあるができる(B+COMはバッテリー交換をすることができますか? - SYGNHOUSE)ので、バッテリーがヘタっているかも?と思ったら交換しておくといい。私は当時の時点で3年以上使ってバッテリーが最初のころより持たなくなっていたので11月中にバッテリー交換に出していた。同行者のSB6Xは1日ぎりぎりという感じだったが、私のは1日余裕だった。


胸プロテクター:TroyLeeDesigns ROCK FIGHT チェストプロテクター
膝・肘プロテクター:HYOD D3O® AIR KNEE PROTECTOR  HYOD D3O® AIR ELBOW PROTECTOR 

当時CRFに乗るときに普段使っていたプロテクター。まぁ、バイク乗るなら胸プロテクターもしましょうとしか。いつも以上に路面状況が悪いのだからいつも以上に転倒する可能性は考えておこう。

もしかしたら私が持っているのとは微妙に違うかもしれないが、イメージとしてはこういうやつ。膝プロテクターについてはLEATT “DUAL AXIS” というオフロードバイク乗り入門用によく知られたものも持っていたのだが、ウェアとの相性からインナータイプのものを使うことにした。

ルートプランについて

年越しを宗谷岬で、出発地点は小樽or苫小牧という前提。雪道走行を楽しみたい人はこんな記事見なくてもどうにでもできるだけの経験や知識があると思うので安牌で書いていく。
冒頭で晴れ+除雪済みの道路は簡単だと書いたが、それでも夏のツーリングみたいな巡行は難しい。ざっくり夏の半分の距離しか進めないと思っておくくらいでいいかもしれない。また、年越しを宗谷岬でテント泊するということを考えると30日は稚内に宿泊したいところ。
ルートとしては交通量は多いが、それでも除雪の頻度やいざというときの避難先の多さを考えると国道がメインルートになるだろう。稚内までの北上ルートとしては海沿いのオロロンラインを通る内陸の国道40号を通るかが定番パターンになると思う。(日程に余裕があるのであれば道東からオホーツクラインも候補になるだろう)
海沿いは風が強いことが多い、一方内陸は積雪量が多いと言われている。
私は小樽スタートだったのもあって海沿いで小樽~石狩~留萌と行った。
苫小牧スタートだと岩見沢や滝川の辺りをどう越えるかが最初の鬼門になってくるだろう。岩見沢の辺りは北海道でも雪が多く、風も強いことからホワイトアウトが発生しやすいと言われている。言われているだけであって実際の天気と相談しながら決めるしかない。

こんなことを書いてはいるが、私が行った時は厚田でホワイトアウトに遭遇し、道の駅に逃げ込むことになった。GoProのレンズ越しだと割と見えるが、実際は👇の画像以上に見えにくい。

夏でも札幌に近づくライダーは少ないとは思うが、冬は都市の中心部は特に避けた方がいいだろう。轍がひどく走りにくいと聞いている(行ってないので正確なところは分からない)

ホテルは基本的に空いていると思うが、昨今の年越し宗谷岬の過熱ぶりを見ていると12/30の稚内のホテルくらいは年越し宗谷を決意した時に抑えておいてもいいのかもしれない。

最後に

冬の北海道を走ることには危険が伴います。単純に路面が普段とは違うだけでなく、極寒の環境に身を晒すことになります。何かトラブルが起きた時はまず自分の命を守る行動をとってほしいと思います。無事に帰って来られなければ「いい思い出」には決してなりません。
周りに迷惑をかけずに冬の北海道を走ることはまず無理でしょう。夏の北海道でも少なからず迷惑をかけているでしょう。バイク自体ヘイトの集まりやすい乗り物でもあります。私も行った側の人間なので行くなとは言えません。走るのであれば可能な限り周りへの迷惑を小さくする努力が必要です。特に地元民の4輪とは巡航速度がまるで違います。うまく追い抜いてくれる人も居ますが、我々の方が迷惑をかけているという気持ちを持ち、どんどん先を譲りましょう。それが自分の身を守ることにもつながるはずです。
ライダーに限らず、すべての旅人たちは「非日常」を求めて旅に出るのだと思います。「冬の北海道」を「バイク」で走って「年越し」を「宗谷岬」で迎えるのは「非日常」の中でも極端な体験になると思います。過酷な環境に身を晒し、それを乗り越えていくことに高揚感を覚える人も居るでしょう。
周りの人にはバカなことをするなと言われるでしょう。実際バカな行為だと思います。火遊びしてきゃっきゃするガキと変わりません。しかし、そのバカな行為をいい思い出に変えるためには「入念な準備」「現地での安全を意識した行動」が必要不可欠です。
冬の北海道、特に年越し宗谷岬を目指す人が何を求めるのかは分かりません。少しでも無理だと感じたら撤退する勇気も必要でしょう。良くも悪くも認知度が上がってきている「年越し宗谷岬」。今後大きな事故があれば禁止される可能性もあります
繰り返しになりますが、私には行くなと言えません。行きたいのなら入念に準備・対策して無事に帰って来てください

 

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